錦生のお祭り Festival

秋葉神社 秋祭り

秋葉神社の本祭りは1月の鎮火祭であるが、秋祭りが白山神社とは別に行われます。
“祭り”というより“祀り”で、正式参拝が主となります。
参拝自体は5分もないのですが、そのあとの宴は酒がふるまわれ、地元の話で盛り上がります。

 

【お祭りの様子】

 

1)準備

○場所:秋葉神社 秋祭りのトウヤ宅の台所
※秋葉神社のトウヤは当番制で、本トウヤと相トウヤをどちらがするかは、互いが決める。
白山神社は白山神社のトウヤがくじで決められている。今回は秋葉神社のため、順番制。
○準備時間:当日午前9時ごろから12時前くらいまで(実際の取材は10時から12時)。
○準備する事:
・お供え物や宴用の料理を、各トウヤの女性(今回は奥さん2人)が担当。
・家主は神社の掃除や周辺の草刈り、境内や社務所の準備を担当。

 

・今回はトウヤ宅の台所で料理の様子を取材。
○料理の内容:
当日の料理の準備は、主に郷土料理の“のっぺ汁”と竹串物で、あとは魚を焼くのとご飯をオシ器具で形どりすることだった。大根葉の漬物は前日から塩漬けしてあり、用意されていた。料理に必要な食材は事前にスーパーで購入してあった。

 


のっぺ汁:この地域の冬の郷土料理で、里芋・しいたけ・人参・こんにゃく・大根・ちくわ・(彩りのために)かまぼこを醤油・みりん・塩少々で味付け。普段は鶏肉を入れるが、祭りのときは入れない。冬に食卓に並ぶとのこと。

 

竹串物:揚げたエビ・煮た里芋・焼き豆腐をトウヤが事前に作った竹串にさしたもの。

 

オシ器具で形を整えたご飯:オシ器具のサイズのご飯はお供え用で、1/4に切ったものを参拝の区民に配る。

 

進行方法・雰囲気:



 
・祭りのトウヤに当たることは、5年に一度程度なので、記憶
があいまいな部分もあり、区規約や参考写真を見ながら、トウヤ同士で相談したり、上三谷出身の家主に確認したりして進めていた。
・準備の雰囲気としては、途中でテレビを見たり雑談をしたりし、和やかな感じだったが、竹串で豆腐などを刺していくときは、失敗しないように緊張が感じられた。
・調理自体は、11時25分に終了。13時に神社にお供え物と料理を持っていって、14時から祭りが始まると説明を受けたので、一旦、トウヤ宅から離れる。13時に神社で再度取材を開始した。

 

 

2)実際の祭りの様子

・お供え物:(上段左から)野菜(今回は白菜)、魚(今回はサバ一匹で生のまま奉納)、米(1升3合)清酒一升、果物(今回はリンゴ)、乾物(今回はシイタケ)、
・下段に、竹串物(エビ・里芋・焼き豆腐を竹串でさしたもの)、供(ご飯をオシ器具で、正方形の柱にしたもの。)

 

宴用:清酒(お供え用と同じ)、魚(イワシ2匹)、漬物(大根葉)、のっぺ汁、柿2個

 

     宴の料理  重箱2段に入れた大根葉の漬物  重箱に入れたのっぺ汁

 

   拝殿                     社務所

 

 

・13時30分から区民が集まり始め、13時55分には全11人の各家の代表者が社務所に揃う。男性が6人、女性が5人。
礼服は男性6人と女性2人。

 

※この間に、トウヤから手水の作法について、細かく説明された。一応知っていたし、やっていたが、再びトウヤが見ている前で行った。

 

・14:00に本トウヤが秋祭りの開始を伝えた。この間、トウヤの婦人は社務所内の台所で待機。
・拝殿へ移動し、参拝。両トウヤの婦人も参加。
・神主が最後の挨拶をし、終了。トウヤが宴で飲む清酒を持ち、再び全員、社務所へ戻る。
・その他のお供え物はそのまま。トウヤ婦人は再び社務所の台所で配膳を準備。
・トウヤの挨拶で宴が始まる。重箱に入れたのっぺ汁、漬物、焼き魚(イワシ2匹)がトウヤからまわる。2人のトウヤは清酒を区民に注ぐ。婦人は台所で待機。

 

宴の様子:手前の2席がトウヤ、周りに区民

 

 

・宴での談笑の内容は、やはり地域の事が話題にあがる(獅子舞・学校の合併・過疎化のこと・野生動物や自然のこと等)。この間にもトウヤが酒を注いでまわる。のっぺ汁などが一段落したら、柿がまわってきた。
・15:00過ぎ、来年のトウヤへの引き継ぎが始まる。次はだれがトウヤになる順番か、各々記憶をたどり、数分ほど話し合い判明した。そして、来年のトウヤにご飯のオシ器の入った木箱を今年のトウヤから渡され、終了。
・区民は串物とご飯、箸を持って帰る。
・15:15片づけが始まる。使った食器などをトウヤ婦人が洗い、社務所内の食器棚へ返す。お供え物も全て片づけ、トウヤが持って帰る(15:45終了)。

 

投稿時間 :2012年09月15日(土)02時58分19秒

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